“瑟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しつ75.0%
こと12.5%
ひつ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鼓瑟ことのてしばしとだえ鏗爾こうじとしてしつさしおきてち、対えて曰く、三子者さんししゃよきに異なり。子曰く、何ぞいたまん、またおのおのその志をいうなり。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
澄み透るような静かな陽射し、このさまをみては武陵桃源という文字もありそうなことだと思うし、白髪の仙人がことをもった童児を従えている図も絵空ごととは思えない風景である。
中支遊記 (新字新仮名) / 上村松園(著)
すくなくとも形の上だけはきんひつと相和したが、けれども十九ではじめて知つた悦びに、この張り切つた音に、彼女の弦は妙にずつた音を出してぴつたり來ない。
業苦 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)