“楓葉荻花瑟瑟”の読み方と例文
読み方割合
ふうようてきかしつしつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
江西と云えば彼女の産地は、潯陽江上じんようこうじょうの平野である。中学生じみた感慨に耽ければ、楓葉荻花瑟瑟ふうようてきかしつしつの秋に、江州の司馬白楽天が、青袗せいさんうるおした琵琶の曲は、かくの如きものがあったかも知れない。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)