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居残
ふりがな文庫
“居残”のいろいろな読み方と例文
旧字:
居殘
読み方
割合
いのこ
66.7%
ゐのこ
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いのこ
(逆引き)
が、地方としては、
此
(
これ
)
まで
経歴
(
へめぐ
)
つた
其処彼処
(
そこかしこ
)
より、観光に
価値
(
あたい
)
する名所が
夥
(
おびただし
)
い、と聞いて、
中二日
(
なかふつか
)
ばかりの
休暇
(
やすみ
)
を、紫玉は此の土地に
居残
(
いのこ
)
つた。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「大河さんがおひとりで
居残
(
いのこ
)
っていらしって、お風呂に水をいれていただいていたものですから、ごいっしょにお食事をしていただくことにしましたの。」
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
居残(いのこ)の例文をもっと
(4作品)
見る
ゐのこ
(逆引き)
先刻
(
さつき
)
から三人四人と絶えず
上
(
あが
)
つて来る見物人で
大向
(
おほむかう
)
はかなり
雑沓
(
ざつたふ
)
して来た。
前
(
まへ
)
の
幕
(
まく
)
から
居残
(
ゐのこ
)
つてゐる
連中
(
れんぢゆう
)
には待ちくたびれて手を
鳴
(
なら
)
すものもある。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
此時同勢の
中
(
うち
)
に
長持
(
ながもち
)
の
宰領
(
さいりやう
)
をして来た大工作兵衛がゐたが、首領の詞を伝達せられた時、自分だけはどこまでも大塩
父子
(
ふし
)
の供がしたいと云つて
居残
(
ゐのこ
)
つた。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
居残(ゐのこ)の例文をもっと
(2作品)
見る
居
常用漢字
小5
部首:⼫
8画
残
常用漢字
小4
部首:⽍
10画
“居”で始まる語句
居
居候
居睡
居所
居士
居間
居室
居眠
居合
居堪
“居残”のふりがなが多い著者
下村湖人
壺井栄
森鴎外
永井荷風
泉鏡花
小川未明