真正面ましようめん)” の例文
旧字:眞正面
決勝点は美禰子とよし子がすはつてゐる真正面ましようめんで、しかもはなさきだから、二人ふたりを見詰めてゐた三四郎の視線のうちには是非共是等これら壮漢そうかんが這入つてる。五六人はやがて十二三人に殖えた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)