真正ほん)” の例文
旧字:眞正
「お光坊何を案じて居るの。何を考えて居るの。真正ほんのお父さんお母さんに逢いたいの。何が悲しいの。お泣きでないよ、わたしたちが見て居るよ」といい顔にじっと此方こちを眺めて居る。
漁師の娘 (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)