“深井”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じんじ50.0%
しんせい25.0%
ふかゐ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
玄浴主は深井じんじ坊という塔頭たっちゅうに住んでいる。いわゆる堂衆の一人である。堂衆といえば南都では学匠のことだが、それを浴主などというのは可笑おかしい。
雪の宿り (新字新仮名) / 神西清(著)
何思う間もなくたちまち深井しんせい暗黒くらきにおちたるこの身は、何の楽しみあり、何のかいありて、世にながらえんとはすべき。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
新派俳優の深井ふかゐすけは、いつもの通り、正午おひる近くになつて眼を覚した。戸外そとはもう晴れ切つた秋の日である。
(新字旧仮名) / 久米正雄(著)