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茅茨
ふりがな文庫
“茅茨”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ばうじ
66.7%
ばうし
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ばうじ
(逆引き)
私はそこから
茅茨
(
ばうじ
)
と
瓦甍
(
がばう
)
と相連つた町を通抜けて、松並木の凉しい影を成してゐるところから、次第にさびしい、水車などの
輾
(
きし
)
つてゐる、処々に草深い水の咽んで流れてゐる
伊良湖岬
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
其状鎧を
被
(
かうぶ
)
り
幞頭
(
ぼくとう
)
を
冠
(
くわん
)
し手に
笏
(
こつ
)
を持る、顔貌も甚
厳
(
おごそか
)
ならず。造作の様頗る古色あり。豊岡八幡の社に
詣
(
いた
)
る。境中狭けれども一
茂林
(
もりん
)
なり。
茅茨
(
ばうじ
)
の鐘楼あり。一里卅丁板鼻駅、二里十六丁松井田駅なり。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
茅茨(ばうじ)の例文をもっと
(2作品)
見る
ばうし
(逆引き)
赫〻たる大日輪は
螻蟻
(
ろうぎ
)
の穴にも光を惜まず、美女の
面
(
おもて
)
にも熱を減ぜず、茫〻たる
大劫運
(
だいごふうん
)
は
茅茨
(
ばうし
)
の屋よりも笑声を奪はず、天子眼中にも紅涙を
餽
(
おく
)
る、
尽大地
(
じんだいち
)
の苦、尽大地の楽、
没際涯
(
ぼつさいがい
)
の
劫風
(
ごふふう
)
滾〻
(
こん/\
)
たり
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
茅茨(ばうし)の例文をもっと
(1作品)
見る
“茅茨”の意味
《名詞》
茅と茨。
茅や茨で葺いた屋根。また、粗末な家。
(出典:Wiktionary)
茅
漢検準1級
部首:⾋
8画
茨
常用漢字
小4
部首:⾋
9画
“茅”で始まる語句
茅
茅屋
茅葺
茅萱
茅場町
茅花
茅町
茅蜩
茅野
茅原
“茅茨”のふりがなが多い著者
幸田露伴
田山録弥
森鴎外
田山花袋