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劫風
ふりがな文庫
“劫風”の読み方と例文
読み方
割合
ごふふう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ごふふう
(逆引き)
陸奥丸
(
むつまる
)
甲板上の五時間半、青森より函館まで、
秋濤
(
しうたう
)
おだやかなりし津軽海峡を渡りて、我も帽子も初めて大海を吹きまはる千古の
劫風
(
ごふふう
)
を胸の奥まで吸ひぬ。
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
赫〻たる大日輪は
螻蟻
(
ろうぎ
)
の穴にも光を惜まず、美女の
面
(
おもて
)
にも熱を減ぜず、茫〻たる
大劫運
(
だいごふうん
)
は
茅茨
(
ばうし
)
の屋よりも笑声を奪はず、天子眼中にも紅涙を
餽
(
おく
)
る、
尽大地
(
じんだいち
)
の苦、尽大地の楽、
没際涯
(
ぼつさいがい
)
の
劫風
(
ごふふう
)
滾〻
(
こん/\
)
たり
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
右に日本海左に太平洋、一望
劫風
(
ごふふう
)
の極まる所、満目たゞ之れ白浪の戦叫充ち、暗潮の矢の如きを見る。
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
劫風(ごふふう)の例文をもっと
(3作品)
見る
劫
漢検準1級
部首:⼒
7画
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
“劫”で始まる語句
劫
劫初
劫火
劫掠
劫罰
劫奪
劫盜
劫羅
劫々
劫争
“劫風”のふりがなが多い著者
石川啄木
幸田露伴