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劫火
ふりがな文庫
“劫火”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ごうか
84.2%
ごふくわ
15.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ごうか
(逆引き)
花火のやうに空にひらいて落ちてくる焼夷弾、けれども私には地上の広茫たる
劫火
(
ごうか
)
だけが全心的な満足を与へてくれるのであつた。
続戦争と一人の女
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
淡々しいように見えていてその実地獄の
劫火
(
ごうか
)
のように身も心も焼き尽くすものは、初恋の人の心である。それを彼は抑えられた。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
劫火(ごうか)の例文をもっと
(16作品)
見る
ごふくわ
(逆引き)
遠くの半鐘が鳴つて、近くの人達が
礫
(
つぶて
)
のやうに飛んで來ました。が、火の廻りがそれよりも早く、火消人足が驅けつける前に、家も人も、一瞬にして、
劫火
(
ごふくわ
)
の餌食になることでせう。
銭形平次捕物控:314 美少年国
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
夫
(
そ
)
れ真に神を見て信ずるものの信念は、宇宙の中心より
挺出
(
ていしゆつ
)
して三世十方を
蔽
(
おほ
)
ふ人生の大樹なる乎。
生命
(
いのち
)
の枝葉永遠に繁り栄えて、
劫火
(
ごふくわ
)
も之れを
燬
(
や
)
く能はず、劫風も之れを
僵
(
たふ
)
す能はず。
予が見神の実験
(新字旧仮名)
/
綱島梁川
(著)
劫火(ごふくわ)の例文をもっと
(3作品)
見る
“劫火”の意味
《名詞》
(仏教)全世界を焼き尽くすという大火。
(出典:Wiktionary)
劫
漢検準1級
部首:⼒
7画
火
常用漢字
小1
部首:⽕
4画
“劫”で始まる語句
劫
劫初
劫掠
劫罰
劫風
劫奪
劫盜
劫羅
劫々
劫争
“劫火”のふりがなが多い著者
綱島梁川
ヴィクトル・ユゴー
亀井勝一郎
久保田万太郎
小栗虫太郎
内田魯庵
蒲原有明
斎藤茂吉
泉鏡太郎
柳田国男