“青螺”の読み方と例文
読み方割合
せいら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多景島は青螺の如く淡く霞み、沖の白石は丁度帆船が二つ三つ一と處にかたまつてゐるやうに見えてゐる。
湖光島影:琵琶湖めぐり (旧字旧仮名) / 近松秋江(著)
河畔の木陰にテントを張ってはるかに浜辺をみわたせば、水波びょうびょうとして天に接し、眼界の及ぶかぎり一片の帆影も見えぬ、遠い波は青螺のごとくおだやかに
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
銀泥利休屏風に、切燈台がチカチカと照り返していた。青螺つぶしの砂床には、雨華上人の白椿の軸、部屋の中ほどに厚いを重ね、脇息を前において、頬杖をついている人物があった。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)