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『故郷に帰りゆくこころ』
ふりがな文庫
『
故郷に帰りゆくこころ
(
こきょうにかえりゆくこころ
)
』
秋になつて来ると、何がなし故郷がなつかしまれる。村はづれの深山の紅葉とか、それから全体として山や水やを恋するやうな心持が頻りに強く動く。 周防の方に私の故郷の村がある。隣村は長門の国になつてゐて、そこに、長門峡、といふ奇勝がある。なんでもA …
著者
嘉村礒多
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
逈
(
さき
)
跋扈
(
ばつこ
)
髣髴
(
はうふつ
)
周防
(
すはう
)
曾遊
(
そういう
)
峻峭
(
しゆんせう
)
押柄
(
あふへい
)
棲
(
す
)
深潭
(
しんたん
)
蒼潤
(
さうじゆん
)
貴顕
(
きけん
)
懸軸
(
かけぢく
)
崇
(
あが
)
遺
(
のこ
)
雄渾
(
ゆうこん
)
雲谷
(
うんこく
)
青螺
(
せいら
)
飛泉
(
ひせん
)
駢
(
なら
)
駭
(
おどろ
)