“せいら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
青螺54.5%
青羅27.3%
星羅18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多景島は青螺せいらの如く淡く霞み、沖の白石は丁度帆船が二つ三つ一と處にかたまつてゐるやうに見えてゐる。
湖光島影:琵琶湖めぐり (旧字旧仮名) / 近松秋江(著)
もうひとりの獄卒は処刑用の大きな“鬼頭刀きとうとう”をささげている。すこし離れて、の長い青羅せいらの傘を、べつな獄卒が、かっぷくのいい堂々たる男の上にしかけて行く。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あるいは地中海の沿岸に星羅せいらしたるツロ、ギリシアの諸植民地のごとき、自由の光輝を上古の社会に放ちたるものなきにあらずといえども、小魚は大魚の餌となり、小敵は大敵のとりことなり
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)