“綜合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうごう80.0%
そうがふ16.9%
すべあ1.5%
サンテチザシヨン1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
群集は一人一人の単位であつて、しかも全体としての綜合そうごうした意志をもつてる。だれも私の生活に交渉せず、私の自由を束縛しない。
田舎の時計他十二篇 (新字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
日本にほんいま藝術上げいじゆつじやう革命期かくめいきさいして、思想界しさうかい非常ひぜう興奮こうふんしてる。古今東西ここんとうざい思想しさう綜合そうがふして何物なにものあたらしいものつくらうとしてる。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
敬太郎は前後あとさき綜合すべあわして、何でもよほどたっとい、また大変珍らしい、今時そう容易たやすくは手に入らない時代のついたたまを、女が男からもらう約束をしたという事が解った。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
直感と感情昂揚エグザルタシヨン綜合サンテチザシヨンと暗示に根ざす象徴的心理劇乃至諷刺劇である。