“綜合的”の読み方と例文
読み方割合
そうごうてき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あらゆる、自分の心を引き着ける、そんな美しい部分を綜合的そうごうてきに持っている生き物を自分の所有ものにしてしまわなければ、身も世もありはせぬ。
黒髪 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
後進こうしんが先進を超えて進むのが人世の常であり、これが無くては、世の進歩がある筈はない。綜合的そうごうてきな意味においては、父は子よりもまさるかも知れぬ。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)
綜合的そうごうてきに現代精神とはこんなもので、この精神がないものはほとんど文学として通用しないものだと云う事を指摘して事実の上に証明したいのであります。
創作家の態度 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)