仏蘭西の現代劇を通じて、「昨日の演劇」の余影と、「明日の演劇」の曙光とを、はつきり見分けることができるとすれば、前者は、観察と解剖の上に立つ写実的心理劇、並に、論議と思索とを基調とする問題劇であり、後者は、直感と感情昂揚、綜合と暗示に根ざす …
著者 | 岸田国士 |
ジャンル | 芸術・美術 > 演劇 > 演劇史 各国の演劇 |
初出 | 「演劇新潮 第一年第十二号」1924(大正13)年12月1日 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約7分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約11分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
綜合