“てまと”の漢字の書き方と例文
語句割合
手間取100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
電車でんしやし、汽車きしや大森おほもりまでく。それからくるまはしらせるなど、却々なか/\手間取てまとるのだが、それでもく。
「私は作者じゃない。お客さまのお望みに従って、艶物つやものを書いてお目にかける手間取てまとりだ。」
戯作三昧 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
とツ付きが貸し蒲團、その次ぎが大工の手間取てまとり、その次ぎが或辯護士のおやぢで、息子の家に使つた下女に孕ませて出來た子とその母と共に佗び住まひをさせられてゐるもの。
泡鳴五部作:01 発展 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)