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陋
ふりがな文庫
“陋”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ろう
35.8%
いや
26.4%
さも
11.3%
いやし
9.4%
むさ
5.7%
きたな
3.8%
せま
3.8%
きた
1.9%
サモ
1.9%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ろう
(逆引き)
「横浜開港五十年史」はこれを引いて正弘を
陋
(
ろう
)
としてゐるが、渡辺修次郎さんは「川路聖謨之生涯」を引いてこれを反駁した。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
陋(ろう)の例文をもっと
(19作品)
見る
いや
(逆引き)
他が為に家庭趣味を説くは
陋
(
いや
)
しい、人の各自に其の家庭趣味を談じて、大いに其の趣味を味うというは、人世の最大なる楽事であるまいか。
家庭小言
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
陋(いや)の例文をもっと
(14作品)
見る
さも
(逆引き)
しかし今度のは——こう謂っちゃ
陋
(
さも
)
しい様ですが——礼金が欲しさに働きましたので、
表面
(
おもてむき
)
はともかく、謂わば貴下に雇われたも
同
(
おなじ
)
でございます。
金時計
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
陋(さも)の例文をもっと
(6作品)
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▼ すべて表示
いやし
(逆引き)
江戸時代に町人と称して自ら
陋
(
いやし
)
うしておった城下の店持ちでも、ほとんと一戸として昔からの商人であったものはないといってよろしい。
家の話
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
陋(いやし)の例文をもっと
(5作品)
見る
むさ
(逆引き)
でも、そこはほんの二人だけの……
陋
(
むさ
)
くるしいところですから……せっかくいらして下さっても、お泊めすることもできませんの。
墓が呼んでいる
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
陋(むさ)の例文をもっと
(3作品)
見る
きたな
(逆引き)
勿論? 勿論ですとも!
何奴
(
なにやつ
)
か知らんけれど、実に
陋
(
きたな
)
い根性、
劣
(
けち
)
な奴等です。然し、怨を返すといふ点から謂つたら、奴等は立派に目的を
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
陋(きたな)の例文をもっと
(2作品)
見る
せま
(逆引き)
ベナビデスの店はプラツア・デ・カタルニア街というのにあったが、この町がまた貧民窟も貧民窟、物凄く
陋
(
せま
)
くるしい町であった。
陰獣トリステサ
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
陋(せま)の例文をもっと
(2作品)
見る
きた
(逆引き)
彼が五尺の
痩躯
(
そうく
)
は
陋
(
きた
)
なき木桶の中にあり
乍
(
なが
)
ら、
然
(
しか
)
も彼の心は
飄悠
(
へういう
)
として宇宙に高遊せり。貧困は彼に於て最良の、
而
(
しか
)
して又最愛の友なりき。
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
陋(きた)の例文をもっと
(1作品)
見る
サモ
(逆引き)
羨しいものだと、高野に來た誰も彼もが言ふが、——内典を研究する人たちには、さう言ふゆとりがあるから羨しいよ。博士よ
進士
(
シンジ
)
よと言つても、皆
陋
(
サモ
)
しい者ばかりでね——。
死者の書 続編(草稿)
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
陋(サモ)の例文をもっと
(1作品)
見る
陋
漢検1級
部首:⾩
9画
“陋”を含む語句
陋巷
陋劣
陋屋
陋習
卑陋
頑陋
鄙陋
陋醜
陋悪
固陋
醜陋
陋態
陋居
拙陋
狭陋
賤陋
陋室
陋劣漢
頑迷固陋
陋見
...
“陋”のふりがなが多い著者
橘外男
嘉村礒多
内村鑑三
北原白秋
柳田国男
津田左右吉
新渡戸稲造
福沢諭吉
幸田露伴
森鴎外