“進士”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんし93.3%
シンジ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この作者はとう張読ちょうどくであります。張はあざな聖朋せいほうといい、年十九にして進士しんし登第とうだいしたという俊才で、官は尚書左丞しょうしょさじょうにまで登りました。
もちろん女も真実心からそう申しておりました。けれどわたしはそのうちに都にで、進士しんし試験しけんをとるため勉学にはげんだのでございます。
おしどり (新字新仮名) / 新美南吉(著)
羨しいものだと、高野に來た誰も彼もが言ふが、——内典を研究する人たちには、さう言ふゆとりがあるから羨しいよ。博士よ進士シンジよと言つても、皆サモしい者ばかりでね——。
死者の書 続編(草稿) (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)