“登第”の読み方と例文
読み方割合
とうだい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この作者は唐(とう)の張読(ちょうどく)であります。張は字(あざな)を聖朋(せいほう)といい、年十九にして進士(しんし)に登第(とうだい)したという俊才で、官は尚書左丞(しょうしょさじょう)にまで登りました。
一番繁く出入して当人慥(たしか)に聟君(むこぎみ)登第(とうだい)の栄(えい)を得る意(つもり)で己惚(うぬぼ)れてゐるのが、大学の学士で某省の高等官とかを勤める華尾(はなを)高楠(たかくす)
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
李徴は漸(ようや)く焦躁(しょうそう)に駆られて来た。この頃(ころ)からその容貌(ようぼう)も峭刻(しょうこく)となり、肉落ち骨秀(ひい)で、眼光のみ徒(いたず)らに炯々(けいけい)として、曾(かつ)て進士に登第(とうだい)した頃の豊頬(ほうきょう)の美少年の俤(おもかげ)は、何処(どこ)に求めようもない。
山月記 (新字新仮名) / 中島敦(著)