“陋態”の読み方と例文
読み方割合
ろうたい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は今や黙示の深きに接し、信仰の絶巓ぜってんに登りて、遥か下に友の陋態ろうたいを眺むるの余裕を抱いている。故に友の毒矢は彼を怒らせない。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
英米人えいべいじんまへには「ジヤパン」とせうし、佛人ふつじんへば「ジヤポン」ととなへ、獨人どくじんたいしては「ヤパン」といふはなんたる陋態ろうたいぞや。
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
家と家と相隔つるの陋態ろうたいを脱するをえば、自然の人情はここに油然としてわき起こり、余力多き婦人は必ず走って多産婦人を助くべきは想像に難からざるべし。
婦人の天職 (新字新仮名) / 堺利彦(著)