“腭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あご57.7%
あぎと34.6%
おとがひ3.8%
アギト3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
梵鐘ぼんしょうの如き声で末座の一人にあごを向けると、はッと答えていさぎよくそれへ出た一人の修験の門輩、柿色の袖をまくして一礼をなし
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ひとり叫びていひけるは、ボッカよ何をかなせる、あぎとを鳴らすもなほ足らずとて吠ゆるか、汝にさはるは何の鬼ぞや 一〇六—一〇八
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
鏡子はなさけなささうに云つて、おとがひをべたりと襟に附けて、口笛を吹くやうな口をして吐息といきをした。お照がなにと云つて慰めたものかと思つて居ると、俄に鏡子が
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
餅搗の水呑みこぼすアギトかな
松本たかし句集 (新字旧仮名) / 松本たかし(著)