“梵鐘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼんしょう85.7%
ぼんしよう11.4%
かね2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
虚空と聞えたのは、それが武蔵の口から発したというよりは、彼の全身が梵鐘(ぼんしょう)のように鳴って四辺(あたり)の寂寞(じゃくまく)をひろく破ったせいであろう。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼は、一度この梵鐘(ぼんしよう)の音を聞くと、聖保羅(さんぽおろ)の寺の鐘を聞いたよりも、一層、不快さうに、顔をしかめて、むしやうに畑を打ち始めた。
煙草と悪魔 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
寺院で鳴らす梵鐘(かね)の音が、幽ながらも聞えて来た。夕陽が褪めて暗くなった。
天主閣の音 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)