“梵天帝釈”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼんてんたいしゃく80.0%
ぼんてんたいしやく20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「つつしみつつしみて申す。わが先祖おおおやここに地下ちのした黄金こがねを埋ずめ給いてより、梵天帝釈ぼんてんたいしゃく、天の神、地の神、暗の財宝たからを守り護り給うて……つつしみつつしみて申す」
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
清くて読み奉らるる時には、かみ梵天帝釈ぼんてんたいしゃくよりしも恒河沙こうがしゃの諸仏菩薩まで、ことごと聴聞ちょうもんせらるるものでござる。よって翁は下賤げせんの悲しさに、御身おんみ近うまいる事もかない申さぬ。
道祖問答 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
私は五条西洞院辺にしのとうゐんへんにゐる仏ぢやが、つね/″\評判のお前様の読経を聴きたい/\と思つてゐたが、平素ふだん梵天帝釈ぼんてんたいしやくなどのお入来いでがあるので遠慮してゐた。