“帝釈様”の読み方と例文
読み方割合
たいしゃくさま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
門徒へ宗旨替しゅうしがえをして、帝釈様たいしゃくさまのお掛地かけじを川へ流すやら、七面様の御影みえいを釜の下へ入れて焼くやら、大騒ぎをした事があるそうである。
ひょっとこ (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
七「まことに宜くお出でなすった、帝釈様たいしゃくさまへおまいりに行こうと思って、帰りがけにお寄り申そうとおうめとも話をして居たが……お梅」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
おぬい おッかさんは帝釈様たいしゃくさまへ。もう帰ってくる時分だよ。兄さん今の手紙をお出しよ。
瞼の母 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)