トップ
>
帝釈様
>
たいしゃくさま
ふりがな文庫
“
帝釈様
(
たいしゃくさま
)” の例文
門徒へ
宗旨替
(
しゅうしがえ
)
をして、
帝釈様
(
たいしゃくさま
)
のお
掛地
(
かけじ
)
を川へ流すやら、七面様の
御影
(
みえい
)
を釜の下へ入れて焼くやら、大騒ぎをした事があるそうである。
ひょっとこ
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
七「まことに宜くお出でなすった、
帝釈様
(
たいしゃくさま
)
へお
詣
(
まい
)
りに行こうと思って、帰りがけにお寄り申そうとお
梅
(
うめ
)
とも話をして居たが……お梅」
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
おぬい おッかさんは
帝釈様
(
たいしゃくさま
)
へ。もう帰ってくる時分だよ。兄さん今の手紙をお出しよ。
瞼の母
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
ある日もアンポンタンはおまっちゃんと四ツ角で、その大人の、
目覚
(
めざま
)
しい
狂奔
(
きょうほん
)
を見物していた。すると、
帝釈様
(
たいしゃくさま
)
の剣に
錦地
(
にしきじ
)
の
南無妙法蓮華経
(
なむみょうほうれんげきょう
)
の
幟
(
のぼり
)
をたてた
出車
(
だし
)
の上から声をかけたものがある。
旧聞日本橋:05 大丸呉服店
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
帝釈様
(
たいしゃくさま
)
の
御符
(
ごふ
)
を頂いたせいか、今日は熱も下ったしね、この分で行けば
癒
(
なお
)
りそうだから、——
美津
(
みつ
)
の
叔父
(
おじ
)
さんとか云う人も、やっぱり十二指腸の
潰瘍
(
かいよう
)
だったけれど、半月ばかりで癒ったと云うしね
お律と子等と
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
おきんちゃんのうちも日蓮宗狂だが、
此家
(
ここ
)
の二人もそうだった。長四畳には
帝釈様
(
たいしゃくさま
)
の
髭
(
ひげ
)
題目の軸がかかっていて、お
会式
(
えしき
)
の
万燈
(
まんどん
)
の花傘の、長い竹についた紙の花が丸く輪にして上の方にかかっている。
旧聞日本橋:18 神田附木店
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
帝
常用漢字
中学
部首:⼱
9画
釈
常用漢字
中学
部首:⾤
11画
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
“帝釈”で始まる語句
帝釈
帝釈天
帝釈山
帝釈堂
帝釈峡
帝釈網
帝釈諸天