“狂奔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうほん93.8%
きやうほん6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、明らかに、反秀吉を今もとなえて、この正月にさえ、軍備や諜報に狂奔きょうほんしている一部の勢力も、大坂城の門には馬をつながない。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
帆村荘六は、某大国の機密を何とかして探りあてたいと、寝食を忘れて狂奔きょうほんしたが、敵もさる者で、なかなか尻尾をつかませない。
東京要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)
女が高荷を背負つてゐたために、馬が驚いて狂奔きやうほんしたといふのを理由に、氣の立つてゐた時之助は、怪我をして肥だめに落ちた女を見捨て、そのまゝ屋敷へ引揚げて來たのです。
衝突しようとつだ! 衝突しようとつだ! 衝突しようとつだ!』と百數十ひやくすふじふ船員等せんゐんら夢中むちうになつて甲板上かんぱんじやう狂奔きやうほんした。