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たいしゃくさま
ふりがな文庫
“たいしゃくさま”の漢字の書き方と例文
語句
割合
帝釈様
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
帝釈様
(逆引き)
ある日もアンポンタンはおまっちゃんと四ツ角で、その大人の、
目覚
(
めざま
)
しい
狂奔
(
きょうほん
)
を見物していた。すると、
帝釈様
(
たいしゃくさま
)
の剣に
錦地
(
にしきじ
)
の
南無妙法蓮華経
(
なむみょうほうれんげきょう
)
の
幟
(
のぼり
)
をたてた
出車
(
だし
)
の上から声をかけたものがある。
旧聞日本橋:05 大丸呉服店
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
帝釈様
(
たいしゃくさま
)
の
御符
(
ごふ
)
を頂いたせいか、今日は熱も下ったしね、この分で行けば
癒
(
なお
)
りそうだから、——
美津
(
みつ
)
の
叔父
(
おじ
)
さんとか云う人も、やっぱり十二指腸の
潰瘍
(
かいよう
)
だったけれど、半月ばかりで癒ったと云うしね
お律と子等と
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
おきんちゃんのうちも日蓮宗狂だが、
此家
(
ここ
)
の二人もそうだった。長四畳には
帝釈様
(
たいしゃくさま
)
の
髭
(
ひげ
)
題目の軸がかかっていて、お
会式
(
えしき
)
の
万燈
(
まんどん
)
の花傘の、長い竹についた紙の花が丸く輪にして上の方にかかっている。
旧聞日本橋:18 神田附木店
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
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