“ウナ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:うな
語句割合
25.0%
12.5%
12.5%
12.5%
12.5%
12.5%
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
即ちウナ阪をきて返り入りましき。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
「もう一度改めてウナからトレスを数えるまでに、俺の言うとおりにしなかったら容赦なく撃ち殺すぞ!」怒りで語尾が顫えてかすれてきた。
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)
友達たちは、ウナ! と叫ぶ。心にわだかまりのない友達たちは、応! と素直に受け取るであろう。
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)
降人ニ出デタランヤカラニハ三百貫、イズレモ其日ソノヒウナニ必ズ沙汰シ与ウベシ。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
風がウナつて過ぎたと思ふと、其高いスキから、どつと吹き込んで来た。ばら/″\落ちかゝるのは、ススがこぼれるのだらう。明王の前の灯が、一時イツトキかつと明るくなつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
其で、廿年・廿五年後の今日では、古い畑の石ころを、時々気まぐれに掘り棄てる位で満足して、新しい焼きバタウナはう、と言ふ積りもなくなつて居るらしく見えると言ふ事でした。
芝居に出た名残星月夜 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
したてる媛の歌と言ふ大歌夷曲ヒナブリの「アメなるや弟たなばたのウナがせる珠のみすまる……」(神代紀)など言ふ句の伝つたのも、水神の巫女の盛装した姿の記憶が出てゐるのだ。
……群鳥の わが群れなば 引け鳥の 我が牽けなば、哭かじとは 汝は云ふとも、山門ヤマト一本薄ヒトモトスヽキ ウナカブし 汝が哭かさまく、朝雨の さ霧に彷彿タタむぞ。……(八千矛神——記)
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)