“一本薄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ヒトモトスヽキ75.0%
いつぽんすすき25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
地上に立てた所謂一本薄ヒトモトスヽキ(郷土研究二の四)、さては川戸のさゝら荻にも、榊葉サカキバにも、木綿ユフしでにも、シキミの一つ花(一本花とも)の類にも惹かれよつたであらうが
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ともかくも、同じく禾本科植物の穂あるものをスヽキと謂ふ事が出来るにしても、其は川村杳樹氏の所謂一本薄ヒトモトスヽキの例から説明すべきもので、祖母の言の如き、簡単なる語原説は認め難い。
稲むらの蔭にて (新字旧仮名) / 折口信夫(著)