“一本槍”の読み方と例文
読み方割合
いっぽんやり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
してみれば文之丞の立合い方もまた不審千万ふしんせんばんで、無慈悲残忍の一本槍いっぽんやりで竜之助を責めるわけにはゆかないのです。
けれども、彼は自己の欲望よりも、彼女を社長に取り持つというほうに重きを置いていた。野田はこれらの二人と違って、三十にたない青年の一本槍いっぽんやりな気持ちで彼女に迫った。
五階の窓:04 合作の四 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)