“一槍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとやり60.0%
いっそう40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なにがしという一人の家を囲(かこ)みたるおり、鶏(にわとり)の塒(ねぐら)にありしが、驚きて鳴きしに、主人すは狐(きつね)の来しよと、素肌(すはだか)にて起き、戸を出ずる処を、名乗掛(なのりか)けて唯(ただ)一槍(ひとやり)に殺しぬ。
みちの記 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
と、私は大袈裟(おおげさ)に呆(あき)れてみせて、ひとのいい博士の、急所に一槍(ひとやり)突込(つっこ)んだ。
と鉄砲組の狙撃(そげき)を制して、一槍(いっそう)をもって立ちむかい、ついに突き伏せてその首級をあげた。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
擬(まが)い者(もの)の神尾主膳であった折助の権六を一槍(いっそう)の下(もと)に床柱へ縫いつけた時、主膳の同僚木村は怒り心頭より発して、刀を抜き放って竜之助に斬ってかかったが、脆(もろ)くもその刀を奪い取られて
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)