“名乗掛”の読み方と例文
読み方割合
なのりか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なにがしという一人の家をかこみたるおり、にわとりねぐらにありしが、驚きて鳴きしに、主人すはきつねの来しよと、素肌すはだかにて起き、戸を出ずる処を、名乗掛なのりかけてただ一槍ひとやりに殺しぬ。
みちの記 (新字新仮名) / 森鴎外(著)