五階の窓ごかいのまど04 合作の四04 がっさくのし
西村電機商会主西村陽吉が変死を遂げてから二日目の朝、暁方からどんよりと曇っていた空は十時ごろになると粉雪をちらちら降らしはじめた。 朝の跡片づけの手伝いをすませた瀬川艶子は、自分の部屋に定められた玄関脇の三畳に引っ込むと、机の前に崩れ坐った …
作品に特徴的な語句
下手したて くく 小憩こやす 未来さき ひず 狡猾ずる くら 退 ひら みだ そば 僅々きんきん 冬籠ふゆごも 剽軽ひょうきん 可憐かれん うめ 咄嗟とっさ とが むせ 嘲笑ちょうしょう ささや すわ 執拗しつよう 嫉視しっし 容貌ようぼう とが くず ちまた 後退あとずさ 怜悧れいり 愛嬌あいきょう てのひら 排擠はいせい つか そろ たお 暁方あけがた いわ 木鐸ぼくたく 棍棒こんぼう ゆが しと 淫蕩いんとう 深淵しんえん 渺茫びょうぼう つぶ 無垢むく 煩悶はんもん 爛々らんらん 物凄ものすご ねら 狼狽ろうばい 生命いのち 疼痛とうつう 瘡蓋かさぶた 白粉おしろい 皎々こうこう まゆ 真菰まこも にら まぶた 縺毛もつれげ 繁昌はんじょう 繊弱かよわ 罵声ばせい 美貌びぼう 聰明そうめい 脳裡のうり あぶら 菖蒲あやめ 蝋燭ろうそく えび うごめ ふすま のぞ 親父おやじ 訊問じんもん 豊頬ほうきょう もが 身体からだ 迂闊うかつ 遊蕩ゆうとう
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