“小憩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうけい50.0%
こやす50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひるごろ茨木いばらきに着き、小憩しょうけいのあいだに、秀吉は諸方の情報を聞きあつめ、また前進をつづけ、茨木と高槻たかつきの中間、富田とんだに陣営をさだめた。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
陽はつよく反射して、咽喉のどが乾いてこたえられなかった。わが一行は、方々で小憩しょうけいをとった。そのたびにレモナーデだ、ハイボールだなどと、念の入ったことになる。
暗号音盤事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
知らず知らず日々にちにち新聞社の近くまで歩いて来たので、二人はやや疲れたままその辺の小さなカッフェーに小憩こやすみして、進はウイスキー村岡はビール一杯を傾け、足の向くまま銀座通へ出た。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
船問屋の灘屋なだや七郎右衛門の家で小憩こやすみして、またすぐ陸路を姫路へ急いだ。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)