“しょうけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
憧憬38.7%
捷径24.0%
小憩4.0%
上卿4.0%
惝怳4.0%
小径2.7%
少卿2.7%
蒋敬1.3%
勝景1.3%
尚敬1.3%
尚絅1.3%
憧憶1.3%
承桂1.3%
承継1.3%
捷計1.3%
捷逕1.3%
捷陘1.3%
樵径1.3%
蕭恵1.3%
象刑1.3%
象形1.3%
鉦磬1.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あゆがうまいという話は、味覚にあこがれを持ちながら、自由に食うことのできない貧乏書生などにとっては、絶えざる憧憬しょうけいの的である。
鮎の試食時代 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
それにはもう少し誰にも分かりやすい言葉で誰の頭にもぴんと響くようなものを捕えて来るのが捷径しょうけいではないかという気がしますが如何でしょうか。
御返事(石原純君へ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
陽はつよく反射して、咽喉のどが乾いてこたえられなかった。わが一行は、方々で小憩しょうけいをとった。そのたびにレモナーデだ、ハイボールだなどと、念の入ったことになる。
暗号音盤事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
いまや将門謀叛の沙汰は、確定的なものとされて、あとはただ、東国の大謀叛人を、どうして討ち平げるかが、朝議の重大問題として、上卿しょうけいたちの悩みであったに過ぎなかった。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この長き月日を冷たい、暗い喧騒な寮にくすぶって浮世の花やかさに、憧れたりしわが友よ、僕は君を哀れに思う。かくのごとくして歓楽に惝怳しょうけいする君は歓楽から継子ままこ扱いにされねばならなかったのだ。
愛と認識との出発 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
しかしこれは山間の小径しょうけいで秋草が道をおおっているので行軍に難渋した。しかも、一万二千の大軍であるから夜明け前に妻女山に到着する筈であったのが、はるかに遅れた。
川中島合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
ややあって衛律が服をえるために座を退いた。初めて隔てのない調子で立政が陵のあざなを呼んだ。少卿しょうけいよ、多年の苦しみはいかばかりだったか。霍子孟かくしもう上官少叔じょうかんしょうしゅくからよろしくとのことであったと。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
穆弘ぼくこう、張横、張順、呂方りょほう郭盛かくせい蕭譲しょうじょう王矮虎おうわいこ薛永せつえい金大堅きんたいけん穆春ぼくしゅん、李立、欧鵬おうほう蒋敬しょうけい、童威、童猛、馬麟ばりん、石勇、侯健こうけん鄭天寿ていてんじゅ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まず、忠義堂の内の、文書課では、蕭譲しょうじょうが主任にあげられ、そのしたに賞罰係の裴宣はいせん印鑑いんかん信書の部に金大堅きんたいけん。——また勘定方に蒋敬しょうけいがおかれている。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
公園のうちにても、眺望ちょうぼう勝景しょうけい第一と呼ばれたる処に候へば、かたの如き巨大なる怪獣の腹の下、あしツある間をすかして、城のやぐら見え、森も見え、橋も見え
凱旋祭 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
来々年尚敬しょうけい王の冊封さっぽう冠船かんせん)があるので財政上都合が悪いから延期されてはどうかといって御婦人方の再考を求められたところが、御婦人方の側では
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
抱沖はその子春沂しゅんきで、百俵寄合よりあい医師から出て父の職をぎ、家は初め下谷したや二長町にちょうまち、後日本橋にほんばし榑正町くれまさちょうにあった。名は尚真しょうしんである。春沂ののち春澳しゅんいく、名は尚絅しょうけいいだ。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
後年かくも万人に愛され、没後憧憶しょうけいと愛着の花輪で飾られたチャイコフスキーが、そのスタートの悪さはなんということであろう。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
「僕もどんな物だか分からないが、きのう柴田承桂しょうけいさんに逢って、これまで世話になった人だから、今度の一件を話したら、先生の書いた洋行案内をくれたよ」
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
その一部分というのも、たとえば私が甲乙丙丁の素質そしつがあったとして、その甲乙丙丁を別々に子供達が承継し、時には増幅して承継しょうけいしている。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)
それには何より忍術を学び、雲に乗り風を呼び身を変じ、敵の心胆を寒からしむるが何よりの捷計しょうけいと存じまして弟子入りお願い致しましてござる
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
果てはただ一立身の捷逕しょうけいとして、死すとも去らじと思える参謀本部の位置まで、一言半句の挨拶あいさつもなくはぎとられて、このごろまで牛馬うしうま同様に思いし師団の一士官とならんとは。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
旗桜の名所のある山越の捷陘しょうけいは、今は茅萱ちがやに埋もれて、人の往来は殆どない、伊東通い新道の、あの海岸を辿って皈った、その時も夜更よふけであった。
遺稿:02 遺稿 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
樵径しょうけいを失したるがごとく、茫然ぼうぜんとして四顧しこ向かうところを知らず。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
蕭恵しょうけい、死生の道を問う。先生曰く、『昼夜を知らば、すなわち死生を知らん』と。昼夜の道を問う。曰く、『昼を知らば、すなわち夜を知らん』と。
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
万太郎は生れて初めて、六本の黒い劃線かくせんを朱がつらぬいている象形しょうけいに一種の頼りを感じました。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
老侍女「はい」(老侍女は何の事とも判らず阿弥陀仏に一礼し燈台あかりを式部の机に備え、それから斎を用意し隣へ持って行く。日はとっぷり暮れ、鉦磬しょうけいと虫の声、式部は静かに筆を走らす。)
或る秋の紫式部 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)