“二長町”の読み方と例文
読み方割合
にちょうまち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下谷のあの辺には古道具屋が多いので、私は希望のぞみが希望だったから、二長町にちょうまちや柳盛座の芝居の看板の前には立ちません、若い時だから寒さには強い。
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
尋ねてまいりましたは下谷の二長町にちょうまちでげすが、勝五郎のすまっていた長屋は矢ッ張りございますんで、お両人ふたりはヤレよかったと喜び、台所口からのぞいて見ると
抱沖はその子春沂しゅんきで、百俵寄合よりあい医師から出て父の職をぎ、家は初め下谷したや二長町にちょうまち、後日本橋にほんばし榑正町くれまさちょうにあった。名は尚真しょうしんである。春沂ののち春澳しゅんいく、名は尚絅しょうけいいだ。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)