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二長町
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にちょうまち
ふりがな文庫
“
二長町
(
にちょうまち
)” の例文
下谷のあの辺には古道具屋が多いので、私は
希望
(
のぞみ
)
が希望だったから、
二長町
(
にちょうまち
)
や柳盛座の芝居の看板の前には立ちません、若い時だから寒さには強い。
雪柳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
尋ねてまいりましたは下谷の
二長町
(
にちょうまち
)
でげすが、勝五郎の
住
(
すま
)
っていた長屋は矢ッ張りございますんで、お
両人
(
ふたり
)
はヤレよかったと喜び、台所口からのぞいて見ると
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
抱沖はその子
春沂
(
しゅんき
)
で、百俵
寄合
(
よりあい
)
医師から出て父の職を
襲
(
つ
)
ぎ、家は初め
下谷
(
したや
)
二長町
(
にちょうまち
)
、後
日本橋
(
にほんばし
)
榑正町
(
くれまさちょう
)
にあった。名は
尚真
(
しょうしん
)
である。春沂の
後
(
のち
)
は
春澳
(
しゅんいく
)
、名は
尚絅
(
しょうけい
)
が
嗣
(
つ
)
いだ。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
「
二長町
(
にちょうまち
)
の
五兵衛店
(
ごへえだな
)
で生れました。町内で訊いて下されば、まだ知ってる者がありましょう」
銭形平次捕物控:076 竹光の殺人
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
二長町
(
にちょうまち
)
の市村座へ行くのには、いつも電車通りからそばやの角を右へ曲ったが、あの芝居の前を真っ直ぐに柳盛座の方へ出る二三町ばかりの地面は、一度も蹈んだ覚えはなかった。
秘密
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
▼ もっと見る
元地の猿若町に最後まで踏み留まりし同座も、遂に下谷
二長町
(
にちょうまち
)
に移転したるなり。舞台開きには左団次、小団次、米蔵、家橘、権十郎、秀調ら出勤。二番目の「松田の仇討」好評。
明治演劇年表
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
浅草下谷区内では○浅草新堀○御徒町忍川○天王橋かかりし
鳥越川
(
とりごえがわ
)
○
白鬚橋
(
しらひげばし
)
瓦斯タンクの辺橋場のおもい川○
千束町
(
せんぞくまち
)
小松橋かかりし溝○吉原遊郭周囲の
鉄漿溝
(
おはぐろどぶ
)
○下谷
二長町
(
にちょうまち
)
竹町辺の溝○三味線堀。
葛飾土産
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
美成、字は
久卿
(
きゅうけい
)
、
北峰
(
ほくほう
)
、
好問堂
(
こうもんどう
)
等の号がある。通称は
新兵衛
(
しんべえ
)
、
後
(
のち
)
久作と改めた。
下谷
(
したや
)
二長町
(
にちょうまち
)
に薬店を開いていて、屋号を長崎屋といった。晩年には
飯田町
(
いいだまち
)
の
鍋島
(
なべしま
)
というものの邸内にいたそうである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
二
常用漢字
小1
部首:⼆
2画
長
常用漢字
小2
部首:⾧
8画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“二”で始まる語句
二人
二
二十歳
二十
二月
二十日
二日
二重
二個
二間