“にちょうまち”の漢字の書き方と例文
語句割合
二長町100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二長町にちょうまち五兵衛店ごへえだなで生れました。町内で訊いて下されば、まだ知ってる者がありましょう」
二長町にちょうまちの市村座へ行くのには、いつも電車通りからそばやの角を右へ曲ったが、あの芝居の前を真っ直ぐに柳盛座の方へ出る二三町ばかりの地面は、一度も蹈んだ覚えはなかった。
秘密 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
元地の猿若町に最後まで踏み留まりし同座も、遂に下谷二長町にちょうまちに移転したるなり。舞台開きには左団次、小団次、米蔵、家橘、権十郎、秀調ら出勤。二番目の「松田の仇討」好評。
明治演劇年表 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)