“春沂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゆんき50.0%
しゅんき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小島氏では此年宝素尚質なほかたの妻山本氏が六月十九日に歿した。尋で尚質の納れた継室が一色氏で、即ち春沂しゆんきの母である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
又石川氏で貞白が歿し、三十一年に小島氏で春沂しゆんき未亡人が歿し、三十三年に狩谷氏で既記の如く矩之が歿した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
抱沖はその子春沂しゅんきで、百俵寄合よりあい医師から出て父の職をぎ、家は初め下谷したや二長町にちょうまち、後日本橋にほんばし榑正町くれまさちょうにあった。名は尚真しょうしんである。春沂ののち春澳しゅんいく、名は尚絅しょうけいいだ。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)