“尚質”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なほかた50.0%
しょうしつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小島氏では此年尚質なほかたが番医師にせられ、森氏では枳園立之きゑんりつしの父恭忠きようちゆうが歿した。後に小島氏の姻戚となる塙氏では保己一が歿した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
小島春庵尚質なほかたが初て妻を娶つたのも、此年文化十三年十一月二十九日である。春庵尚質は春庵根一もとかずの子で、所謂いはゆる宝素である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
宝素は元表医師百五十俵三十人扶持小島春庵で、和泉橋通いずみばしどおりに住していた。名は尚質しょうしつ、一学古がくこである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)