“尚々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なほ/\33.3%
なおなお33.3%
なお/\22.2%
なほなほ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しもなんぢがそれに署名しよめいしなかつたとすれば』とつて王樣わうさまは、『尚々なほ/\わるい、なんぢ惡戯いたづら相違さうゐない、さもなければ正直しようぢき署名しよめいしてくべきはづだ』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
尚々なおなお精次郎夫婦よりもよろしく可申上様もうしあぐべきよう申出候。先日石崎に申附候亀甲万きつこうまんたるもはや相届き候事と存じ候。
独身 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
尚々なお/\癇癖に障りますが、跣足はだし其処そこで、近辺で履物はきものを借り、宅へ帰ったのは只今の七時頃でございます、母は心配して待って居ります。文治郎は中の口から上りますると、森松も案じて
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
尚々なほなほこの与右衛門よゑもん、御国へも可参まゐるべく候間、被成御心付おこころづけなされ候て被下くだされ候はゞ、可忝かたじけなく候、以上 其後者そのごは以書状不申上しよじやうをもつてまをしあげず背本意ほんいにそむき奉存候、拙者も今程、肥後国へ罷下まかりくだり、肥後守念比ねんごろニ申候ニ付而、逗留仕居候
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)