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なほ/\
ふりがな文庫
“なほ/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
猶々
50.0%
尚々
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
猶々
(逆引き)
この獣のやうな
娘
(
むすめ
)
つ
子
(
こ
)
に
吩附
(
いひつ
)
けて火を
放
(
つ
)
けさせるのだから、重右衛門と言ふ事が解つて居ても、それを捕縛するといふ事は出来ず、さればと言つて、娘つ子は
敏捷
(
すばしこく
)
つて、捕へる事は
猶々
(
なほ/\
)
出来ず
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
『でせう。大変に
快
(
よ
)
く
御成
(
おなん
)
なすつたでせう。ですから
猶々
(
なほ/\
)
大切にして下さいと言ふんです。
折角
(
せつかく
)
快く成りかけて、
復
(
ま
)
た
逆返
(
ぶりかへ
)
しでもしたら——』
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
なほ/\(猶々)の例文をもっと
(3作品)
見る
尚々
(逆引き)
何か音作に言ひなだめられて、お末は
尚々
(
なほ/\
)
身を
慄
(
ふる
)
はせて泣いた。頭から肩、肩から胴まで、泣きじやくりする度に震へ動いて、言ふことも能くは聞取れない。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
打消
(
うちけ
)
し忠兵衞は
否
(
いや
)
然
(
さう
)
では有ますまい
隱
(
かく
)
す
程
(
ほど
)
顯
(
あら
)
はるゝと申如く
尚々
(
なほ/\
)
怪
(
あや
)
しき事にこそ
然
(
さり
)
ながら今迄
全
(
まつた
)
く
後家暮
(
ごけくら
)
しにて居られしならば少しは何かの
御相談相手
(
ごさうだんあひて
)
に
昔馴染
(
むかしなじみ
)
の
甲斐
(
かひ
)
丈
(
だけ
)
は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
なほ/\(尚々)の例文をもっと
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