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尚々
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なほ/\
ふりがな文庫
“
尚々
(
なほ/\
)” の例文
『
若
(
も
)
しも
汝
(
なんぢ
)
がそれに
署名
(
しよめい
)
しなかつたとすれば』と
云
(
い
)
つて
王樣
(
わうさま
)
は、『
尚々
(
なほ/\
)
惡
(
わる
)
い、
汝
(
なんぢ
)
の
惡戯
(
いたづら
)
に
相違
(
さうゐ
)
ない、さもなければ
正直
(
しようぢき
)
に
署名
(
しよめい
)
して
置
(
お
)
くべき
筈
(
はづ
)
だ』
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
其
(
そ
)
はお
若
(
わか
)
い
衆
(
しう
)
不了簡
(
ふれうけん
)
死ぬは
何時
(
いつ
)
でも易い事
先々
(
まづ/\
)
此方
(
こなた
)
へ
來
(
こ
)
られよと云ふ
面
(
かほ
)
見
(
み
)
れば吉原の
幇間
(
たいこ
)
五八なれば吉之助は
尚々
(
なほ/\
)
面目なく又もや身を
投
(
なげ
)
んとせしを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
何か音作に言ひなだめられて、お末は
尚々
(
なほ/\
)
身を
慄
(
ふる
)
はせて泣いた。頭から肩、肩から胴まで、泣きじやくりする度に震へ動いて、言ふことも能くは聞取れない。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
打消
(
うちけ
)
し忠兵衞は
否
(
いや
)
然
(
さう
)
では有ますまい
隱
(
かく
)
す
程
(
ほど
)
顯
(
あら
)
はるゝと申如く
尚々
(
なほ/\
)
怪
(
あや
)
しき事にこそ
然
(
さり
)
ながら今迄
全
(
まつた
)
く
後家暮
(
ごけくら
)
しにて居られしならば少しは何かの
御相談相手
(
ごさうだんあひて
)
に
昔馴染
(
むかしなじみ
)
の
甲斐
(
かひ
)
丈
(
だけ
)
は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
雲源
(
うんげん
)
と申十五
歳
(
さい
)
の
時
(
とき
)
出家仕
(
しゆつけつかま
)
つり候へども
幼少
(
えうせう
)
より
盜
(
ぬす
)
み
心
(
こゝろ
)
あり
成人
(
せいじん
)
なすに
付
(
つけ
)
尚々
(
なほ/\
)
相募
(
あひつの
)
り
既
(
すで
)
に一
昨夜
(
さくや
)
伊勢屋
(
いせや
)
へ
忍
(
しの
)
び
入
(
いり
)
て金五百兩
盜
(
ぬす
)
み取其隣の
金屋
(
かなや
)
とやらんへも
忍入
(
しのびいつ
)
て
盜
(
ぬす
)
み
致
(
いた
)
し出る處を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
尚
常用漢字
中学
部首:⼩
8画
々
3画
“尚々”で始まる語句
尚々書