尚々なおなお)” の例文
尚々なおなお精次郎夫婦よりもよろしく可申上様もうしあぐべきよう申出候。先日石崎に申附候亀甲万きつこうまんたるもはや相届き候事と存じ候。
独身 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
尚々なおなお、老母はじめ、家内のものどもよりも、本文の次第厚く御詫び申し上げ候よう、申しいで候。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
尚々なおなお明日にも御入洛ごじゅらく待上候。まずそれまでは現状を維持被成候様なされそうろうよう、此儀くれぐれも御願申上候。
蓼喰う虫 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
尚々なおなお、老母はじめ、家内のものどもよりも、本文の次第厚く御詫び申し上げ候よう、申しいで候。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)