“尚書”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうしょ87.5%
しやうしよ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
臨安の市尹しいんは後に尚書しょうしょとなった趙という人で、名奉行のきこえ高い才子であったが、何分にも証拠がないので裁くことが出来ない。
自来也の話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
これ尚書しょうしょ斉泰せいたい疎間そかんするなりといぬ。建文帝は位にきて劈頭へきとう第一に諸王をして悦ばざらしめぬ。諸王は帝の叔父しゅくふなり、尊族なり、封土ほうどを有し、兵馬民財を有せる也。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
尚書しやうしよいはく、農は国の本、本固ければ国安しとありて、和漢とも、農を重んずる所以ゆゑんなり。
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)