“しょうしょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
尚書53.8%
詔書7.7%
小嶼7.7%
生処7.7%
章疏7.7%
証書7.7%
證書7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これ尚書しょうしょ斉泰せいたい疎間そかんするなりといぬ。建文帝は位にきて劈頭へきとう第一に諸王をして悦ばざらしめぬ。諸王は帝の叔父しゅくふなり、尊族なり、封土ほうどを有し、兵馬民財を有せる也。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
わけて、丹紙たんし詔書しょうしょを奉じて来た勅使であるから、県をあげて、庁の役人は、そのもてなしに心をくだいた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「勅願の詔書しょうしょは、すなわち、これなる錦のふくろに入れ、臣洪信こうしんの胸にかけて奉じてまいった。——さっそく、龍虎山の大仙たいせん、虚靖天師にお会いして、おわたし申しあげねばならんが、天師はいずこにおらるるか」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
同君はそれを相州葉山長者ヶ崎の小嶼しょうしょで採集せられたのであった。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
『倶舎論』に曰く、「死有しうののち、生有しょううさきにありて、二者の中間ちゅうげんに、五蘊ごうんの起こるあり。生処しょうしょに至らんがためのゆえに、このしんを起こす。二しゅの中間なるがゆえに、中有ちゅううと名づく」
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
「学問というものは創見ということが極めて大事である。師匠の説を伝習するのは容易たやすいことである。そこでわしは諸宗を学ぶのに諸宗自らの章疏しょうしょを見て心得た」
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そこの角から赤髪あかげ子供こどもがひとり、こっちをのぞいてわらっています。おい、大将たいしょう証書しょうしょはちゃんとしまったかい。筆記帳ひっきちょうには組と名前を楷書かいしょで書いてしまったの。
イーハトーボ農学校の春 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
すれば、おまへがロミオへの封印代ふいんがはりにしたこのを、あだ證書しょうしょ封印ふういん使つかはうより、またいつはりのこのこゝろみさをそむいてあだをとこけうより、この懷劒くわいけんこゝろ突殺つきころしてのけう。