詔書しょうしょ)” の例文
わけて、丹紙たんし詔書しょうしょを奉じて来た勅使であるから、県をあげて、庁の役人は、そのもてなしに心をくだいた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「勅願の詔書しょうしょは、すなわち、これなる錦のふくろに入れ、臣洪信こうしんの胸にかけて奉じてまいった。——さっそく、龍虎山の大仙たいせん、虚靖天師にお会いして、おわたし申しあげねばならんが、天師はいずこにおらるるか」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)