“筆記帳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひっきちょう60.0%
ノート40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
〔キッコは筆記帳ひっきちょうをもってはねあがりました。〕そして教壇きょうだんへ行ってテーブルの上の白墨はくぼくをとっていまの運算うんざんを書きつけたのです。
みじかい木ぺん (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
そこの角から赤髪あかげ子供こどもがひとり、こっちをのぞいてわらっています。おい、大将たいしょう証書しょうしょはちゃんとしまったかい。筆記帳ひっきちょうには組と名前を楷書かいしょで書いてしまったの。
イーハトーボ農学校の春 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
彼の言は、あたかも学舎にて学びし既成の教理をその筆記帳ノートを見て繰返すが如くである。これ余が彼を「神学者」と名づくるゆえんである。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
「アッそう、そう。一寸此の中から筆記帳ノートとインキを買わして呉れや。」
The Affair of Two Watches (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)