“教壇”の読み方と例文
読み方割合
きょうだん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
〔キッコは筆記帳ひっきちょうをもってはねあがりました。〕そして教壇きょうだんへ行ってテーブルの上の白墨はくぼくをとっていまの運算うんざんを書きつけたのです。
みじかい木ぺん (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
と、みんなにきこえるような声で言いながら、教壇きょうだんをおりてかれのほうに近づいて来た塾生があった。飯島である。次郎は思わず苦笑した。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
ここに立つと、すべての雑念ざつねんを捨てねばならないのだが、教壇きょうだんにたって五年間、大石先生にとってこの時間ほど、ながく感じたことはなかった。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)