筆記帳ひっきちょう)” の例文
〔キッコは筆記帳ひっきちょうをもってはねあがりました。〕そして教壇きょうだんへ行ってテーブルの上の白墨はくぼくをとっていまの運算うんざんを書きつけたのです。
みじかい木ぺん (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
そこの角から赤髪あかげ子供こどもがひとり、こっちをのぞいてわらっています。おい、大将たいしょう証書しょうしょはちゃんとしまったかい。筆記帳ひっきちょうには組と名前を楷書かいしょで書いてしまったの。
イーハトーボ農学校の春 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
四、フウケーボー大博士はかせはあくびといっしょにノルデの筆記帳ひっきちょうをすぽりとのみんでしまった。